【完】好きよりもキスよりも…
「はいはい。じゃあ、しんじょー…あーん」


機嫌を損ねると後のお楽しみに色々と支障が出るから、とりあえず新條に向けて一口大にした料理を差し出す。


「ん。…あーー」


…いつもじゃ、お菓子くらいしかこんな風に食べさせてあげられないんだけど素直だぁねぇ。
これには綾人サンもちょっとびっくり。


「美味し?」

「ん」


ま、可愛いから全然OKっしょ。



そんな具合で、新條の素直さに新たに固まってるメンバーの目なんて憚らず、
ご飯の時間もたっぷり新條を可愛がってあげられて、ほんと、この旅行に来て良かったなぁ……。


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