目が覚めると君がいた【短】
君の本音



「陸哉ーおっす!」


「悟か」


「良かったな!」



良かった…?


「あ…祐太君?だったっけ目覚めたんだろ?」


「なんで知ってんの?」


俺…
言ってないよなー?


「あぁ岸部に…聞いた」


岸部……
そうだ…
祐太のことで
頭がいっぱいで
考えられなかった


まだ忘れてた人がいたんだ



「岸部な…あれから笑わないんだよなぁ」


「なぁ…悟…」


俺は
悟の言葉を無視して
問いかける


「その…岸部は…
俺に関係ある奴なのか?」


そう言うと
悟は一息おき言った


「自分で聞け」



ただそれだけ…



< 31 / 54 >

この作品をシェア

pagetop