目が覚めると君がいた【短】
君の本音
「陸哉ーおっす!」
「悟か」
「良かったな!」
良かった…?
「あ…祐太君?だったっけ目覚めたんだろ?」
「なんで知ってんの?」
俺…
言ってないよなー?
「あぁ岸部に…聞いた」
岸部……
そうだ…
祐太のことで
頭がいっぱいで
考えられなかった
まだ忘れてた人がいたんだ
「岸部な…あれから笑わないんだよなぁ」
「なぁ…悟…」
俺は
悟の言葉を無視して
問いかける
「その…岸部は…
俺に関係ある奴なのか?」
そう言うと
悟は一息おき言った
「自分で聞け」
ただそれだけ…