誰か私を見つけて…
見つけてくれた人
あれから、私は、奨励金の話
高校の話を今まで家族だった人達に話した。

中学を卒業したらこの家を出て行く話もした。

その後に両親の墓に来た。

「今まで、来られなくてごめん。
私、心のどこかで分かってたのかもしれな
い。本当の親じゃないって、その事から
気付かないフリして、逃げてた…」

涙が溢れ出す。

< 36 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop