ウィスタリア学園
「学園長先生の勝手な気まぐれだよ。」

「え〜そんなぁ」と西園寺先生の言葉に対してニコニコとしながら答えるキラ。

「藤咲は、対抗戦はどうするんだ?」

「えっと、私は出ますよ。」

「お前……本気か?」

等とさっきの皆と同じ反応をする西園寺先生。

「はい。本気ですよ。」

「………けど、危ないです。姫は普通科の生徒何ですから。」

言ってきたのは飛鳥だった。最初あった時から私は飛鳥に少し興味があった。それが何なのかは分からないけど。


きっと、私以外のS5の中では1番飛鳥が強いと思う。私の勘だけど。でもね、流石の私でも「普通科の生徒」だから、戦えないって思われているのはめっちゃ腹が立つんだ。


「だったら、その対抗戦のルールを勝ち抜き戦にしたらいい。そうしたら、私は戦わなくてすむでしょ?」


私は戦わなくてもいい。けど、私は皆の戦いをこの目で直で見てみたいんだ。その場に出させてくれるだけでいいから。

「……それなら……大丈夫……です。」

私は気付いたら飛鳥に抱き着いてた。

「ほんと?ありがとう飛鳥」

と今出来る最高の笑顔をした。


飛鳥の顔は真っ赤だった。それと、ここに居る全員の顔も。
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