ウィスタリア学園
「ねぇ皆、ずっと気になっていた事があるんだけど。」

「ん?なになに〜姫?」

呑気にキラが答えてくれる。

「エリオネス学園ってどんな学園なの?」

私がキラを含め皆に聞くと、皆はそれぞれに顔を合わせて黙っている。飛鳥に関しては眉間のしわがよっていた。イケメンが台無し…などと私は思っていた。


私にだけ教えてくれないのに腹が立ってため息を着いた。その様子を見ていた皆が口々に「ごめん」と言っている。

「教えてくれないんだね。分かったよ、皆が言いたくなるのを私は待つから。」

私はそう、言葉を残して『ロイヤル・ガーデン』の外に出た。


外で日向ぼっこをしていると誰かが私を呼んだ。

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