ウィスタリア学園
フフ飛鳥……さっきよりもいい顔してる。なんか、吹っ切れたようだね。

「飛鳥笑って?」

ビックリする飛鳥。私の言葉に素直に反応しぎこちないけど、笑顔をする。

その顔を見た私はフッと笑ってしまった。

私が笑ったのを見た飛鳥は不貞腐れてしまった。私は「ごめんごめん」と言いながら話す。

「ハハごめんね飛鳥。

けど、少し気持ち落ち着いたでしょ?エリオネス学園について話してくれてありがとう。

対抗戦では頑張らないとだね?」

「はい。そうですね。」

ちょっとしたお守りを授けてあげるよ。
まぁ、お守り(おまじない)っていう名の魔法だけど…………

「飛鳥、目瞑って。元気になるおまじないしてあげる。」

「おまじない……ですか?分かりました。」

そう言って飛鳥は目を瞑った。

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