ウィスタリア学園
職員室に向かう途中先生が話し掛けて来た。


「藤咲舞姫さんね。初めまして私は楠彩花(くすのきあやか)よ。貴方のクラス、普通学科Sクラスの担任よ。よろしくね。」


「はい。藤咲舞姫と言います。楠先生よろしくお願いします。」


楠先生は、ブラウンの髪色のセミロング。瞳もブラウンでとても可愛く美人の先生だ。きっと、誰がどう見ても美人である。

楠先生とたわいもない話をしている時に職員室に到着した。


「此処が職員室よ。一応、全員の先生に挨拶はしといてね。」

「はい。」

私は、ノックをして、職員室に入る。「失礼します」と言って。

「普通科Sクラスの藤咲舞姫と言います。

この度は、私の諸事情により、入学式に出る事が出来なくて申し訳ありませんでした。

これからの3年間を有意義な時間にしたいと思います。

よろしくお願いします。」



「お願いします」と同時に私は礼をした。先生方から、「よろしく」や「頑張れよ」等の激励を貰った。私は「失礼しました」と言って職員室を後にした。


その次に向かったのは、学園長室だ。案内人として、楠先生が連れて行ってくれる。

学園長室に着くとこれまた同じように部屋をノックして「失礼します」と言い入る。


そこに居たのは、白髪が少し目立つ男性。この人は、『ウィスタリア学園』の学園長。そして、私の伯父でもある人だ。


「楠くん、藤咲くんを連れて来てくれてありがとう。君はもう下がっても大丈夫だよ。」


と、白髪が目立つ伯父が言った。

「はい。これで失礼します。藤咲さんまた教室で。」

私は「はい」と答えると楠先生は、学園長室から出ていった。
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