先生、あのね。
『それにしてもさ、やっぱり成人すると今までなんとも思ってなかった人たちがかっこよく見えたりするもんだね』
「…え、誰の話…??」
『ほらほら、例えば安藤くんとか!そう言えば、未来って安藤くんと仲良かったよね?』
「…あぁ!安藤くんね!うん、仲良かったね」
『ほら、あそこにいるよ、安藤くん』
美波が指さした方向を見ると、一段とかっこよくなった安藤くんがいた。
昔もかっこよかったけど今はもっとかっこいい。