恋かもしれない
***
毎日があっという間に過ぎいく。
今日はとうとう岩田さんとのお見合いの日だ。
松崎さんと待ち合わせしたあの日と同じく朝早く目が覚めてしまった私は、洗濯機を回しながらスウェーデン語の本を見ている。
挨拶の言葉は一通り覚えて、今は数字の数え方を覚えているところだ。
松崎さんは、あれから毎日ラインをくれる。
毎回短いやり取りだけれど、勉強の進み具合を確認してくるのだ。
とても責任感の強い人だなと思うし、応援してくれているのが分かって、私も頑張らなくちゃと思う。
そういえば昨日、今度発音を教えますって、言っていた。
もしかして近いうちに電話がかかってくるのかもしれない、心構えをしておかないと。
スマホのアラームが鳴った九時二十分、身支度を整えた私は家を出る。
服装は、松崎さんと会った時とは違うものにしてみた。
ネイビー地に白ドット柄のノースリーブワンピに、店員さんにすすめられたレースのストールをふわりと巻いている。
待ち合わせ場所は、偶然にも『夢野書店』前。
つい一週間前に松崎さんと待ち合わせをして、今度はお見合い相手と待ち合わせなんて、なんだか不思議な気分だ。
今日も緊張しているけれど、何故だかあまりドキドキしていない。
アドバイザーが一緒だから安心感があるし、それに、何日も前から心構えをしていたせいもあるのかもしれない。
毎日があっという間に過ぎいく。
今日はとうとう岩田さんとのお見合いの日だ。
松崎さんと待ち合わせしたあの日と同じく朝早く目が覚めてしまった私は、洗濯機を回しながらスウェーデン語の本を見ている。
挨拶の言葉は一通り覚えて、今は数字の数え方を覚えているところだ。
松崎さんは、あれから毎日ラインをくれる。
毎回短いやり取りだけれど、勉強の進み具合を確認してくるのだ。
とても責任感の強い人だなと思うし、応援してくれているのが分かって、私も頑張らなくちゃと思う。
そういえば昨日、今度発音を教えますって、言っていた。
もしかして近いうちに電話がかかってくるのかもしれない、心構えをしておかないと。
スマホのアラームが鳴った九時二十分、身支度を整えた私は家を出る。
服装は、松崎さんと会った時とは違うものにしてみた。
ネイビー地に白ドット柄のノースリーブワンピに、店員さんにすすめられたレースのストールをふわりと巻いている。
待ち合わせ場所は、偶然にも『夢野書店』前。
つい一週間前に松崎さんと待ち合わせをして、今度はお見合い相手と待ち合わせなんて、なんだか不思議な気分だ。
今日も緊張しているけれど、何故だかあまりドキドキしていない。
アドバイザーが一緒だから安心感があるし、それに、何日も前から心構えをしていたせいもあるのかもしれない。