もしも 願いが叶ったら
クランクアップ
-最終話の撮影日-
なんとかここまでたどり着けた。
でも、今日で本当に最後なんだよなぁ
「おはよう、いよいよ最後やな。」
「うん。」
「よーし、いっちょいくかー!」
撮影が始まった。
-最終話-
皆にバレず卒業式を3日後に控えたある日。
二人で少し早い卒業旅行に行った先で、
同級生に見つかってしまった・・・。
その場をなんとか切り抜けて迎えた卒業式。
学校はあたしたちの話題で持ちきりだった。
あたしは、退学を覚悟していた・・・。
なのに、呼び出しもなく卒業式は始まってしまう。
慌てて校長室に向かった。
-ドンッ!-
(かなえ)「ごめんなさい!」
(男) 「いや、こっちも前見てなかったから・・・。」
(かなえ)「京ちゃん!?」
(京一郎)「おまえ、なんでこんな所にいるんだよ!」
(かなえ)「京ちゃんこそ・・・やっぱり、クビになっちゃったの!?
あたし、校長に言ってくる。」
(京一郎)「待て!大丈夫だ!」
(かなえ)「何が!?」
(京一郎)「いいから、式始まるだろ。走るぞ!!」