もしも 願いが叶ったら
これってデート!?
「お二人には本当に仲良くなってもらいたいです・・・。」
河合さんが言った、あたしが言わせたセリフが頭の中をグルグル回ってる・・・。
あんなこと言わせなきゃ良かった。
誘ってくれたのはすっごく嬉しいけど、言わせたのあたしだから!
あたしが犯人だからぁ・・・。
「何が食いたい?」
こうなりゃヤケだ!!おもいっきり楽しんじゃおうじゃないの!?
いつバレたっておかしくないし、あたしなんて元々対象じゃないから!
だったら今のうちでしょ?後悔しないようにアプローチだ!!
「もちろん、朔夜さんのおごりですよね?」
「ちゃっかりしてんなぁ。もちろん、おごりや。」
「じゃあお任せします。おいしいところに連れてって下さい。」
「おう、おっちゃんに任しとき!」
「おっちゃんなんて言わないで下さい。朔夜さんはとっても素敵です!」
「ありがとう。なんか照れるな。」
うわっもうバレそう・・・。
朔夜さんの車に乗ってテンション上がってきちゃった。
でも、これでいいのだ!