幸せの華
マンションにつきエレベーターを降りエレベーターに乗る。


「じゃあ私この階だから。」


そう言い麗華はエレベーターを降りて自室へ向かった。


________ガチャン



鍵を開けて扉を開ける。



「何これ…?」


扉を開けた玄関には見たことも無い黒色の封筒が置かれていた。
手紙の中身には…



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最愛なる麗華へ


突然の手紙ごめんなさい。
それととても綺麗になったわね。
母として凄く誇らしいわ♪
本当はこんな手紙書くことは禁忌なのだけどやっと許しを貰えて書いています。
私、黒瀬心は今あちらの世界にいます。
本当は貴方のお父さんである蓮から聞かされることなんだけど、私達吸血鬼には人間界に居るのには制限がある。
禁忌を犯した場合、もしくは30回目の生誕の時に迎えが来るの。
その時には必ず戻ってこなくてはならない。
なぜなら30回目の生誕を終えるとそこから容姿が老けるどころか30年のうち1番輝いていた時に容姿が戻るからなの。
人間にそれがバレるとまずいから迎えが来るの。
私はそれで帰りました。

麗華…貴方の30回目の生誕を待っているわ。

母、心より

P.S お迎えに行くのは私だから楽しみにしているわ♪

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