幸せの華
リビングには満と陽斗が話していた。

「満…俺…」
「陽斗…」


そこには言葉を発せないほど落ち込んだ優と、落ち着きがない陽斗と満がいた。
楓はそんな皆を見て心が苦しくなった。
そんな楓は皆に大した言葉をかけることはできなかった。
ただ一言「帰るぞ」の言葉だけだった。
何かを言いたそうにしている優を横目に楓は皆の前を歩き部屋へと歩いた。


_____ガチャン


部屋に入り楓は黒い封筒を見つけ中を読み上げ満が声を荒らげる。
それを楓が止めリビングは静寂に包まれた。


涼一が可能性を信じ心華を信じようと皆に声をかけ今日の夜にもう一度心華の部屋に向かう事にした。
< 55 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop