“最強”と“最恐”
そんなに驚く事じゃないと思うんだけど。

楓「マジ?!」
真織「断った子初めてみたー。」
葵唯「.....変なの。」
修哉「やっぱり面白いね。」
諒太「チッ 何でだ。」
「ニコッ 仲間とかいらないから。」
真織「どう言う意味。」

わかってくれないかな? 私には.....。

「秋斗がいればいいの。」
秋斗「うん。」
諒太「.....チッ 拒否権はねぇって、言っただろ。」
「捕まらなかったらいいだけだよ。」
修哉「ふーん。俺達から逃げられると思った?」
楓「俺達は、黒猫だぜ?逃げても捕まえる。」
真織「ねぇー。辞めようよー。」
楓「は?!」
真織「無理やり連れて行っても意味ないでしょー。零ちゃんもー。黒猫を見てから決めてー。それじゃ駄目?(๑ ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ๑)」

(ー"ー;)

「ッツ.....わかったよ。」
秋斗「はぁ。」
真織「よかったー♪」
「小悪魔なんだね。(ボソッ)」
楓「( ° . ° )」
修哉「ニコッ 流石だね。真織。」
葵唯「楓...あほ面。」
諒太「行くぞ。」
「今から行くの?」
真織「うん!出る授業ないからねー♪」

え? まだ授業あるよね?

修哉「俺達、直織さんや暁音さん以外の授業は出ない事にしてるから。テストで赤点取らなければ大丈夫なんだよ。」
「そうなの?」
楓「おぅ!赤点取れば単位貰えないけどな!」
「楓は大丈夫なの?馬鹿にみえるけど。」
楓「俺は馬鹿じゃねぇよ!?」
真織「零ちゃんって、正直だよねー!」
修哉「楓。これでも、頭良いんだよ。」

見かけによらないんだね。


✧ 駐 車 場 ✧


修哉「零凪ちゃん。誰のに乗る?」
「え?秋斗だよ。」
真織「秋斗、バイクあるのー!?」
「うん。ほら、あれだよ。」
秋斗「ふぁ(。ρω-。)」
楓「眠そうなんだが、運転出来るのか!?」
「た、多分大丈夫だよ。」
諒太「俺のに乗れ。」
「え?」

グイッ

秋斗「零凪に触らないで。」
諒太「チッ」
「秋斗?どうしたのっ!?」
秋斗「被ってねー。」
「い、イキナリ抱き上げないでよ!」
秋斗「ごめんねー。」
修哉「行くよ。」
「うん。ほら、秋斗!」
秋斗「お姫様は煩いねー。」

秋斗? 何か怒ってる?

秋斗「怒ってないよー。」
「なら、いいけど。皆に置いて行かれるよ。」
秋斗「ニコッ 僕をなめないでよねー。」

秋斗、やっぱり可笑しい。 後で問い立たせよう。


~ 零凪 sideend ~
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