ロワッド・フレンバー

ギワンは剣を素早く引き突いた



「フンッ口ほどにもないな」



と、ギワンは言った


剣はロワッドの左腕を刺している



ギワンはロワッドの顔を覗き、嫌みな笑みを見せる



ロワッドはギワンに睨んで、剣をつかんだ



「おいおい、無理矢理抜こうとしても無駄だぜ」



ギワンは勝ち誇った顔で剣を抜こうとした



「クアッ…アッ」



ギワンはじらすようにゆっくり剣を抜きロワッドに苦痛を与えた



「でも、よくかわしたな！俺はお前の目元を狙ったんだ
さぁ、約束通り俺の奴隷をしてもらおうか」




「わかったよ」



ロワッドは自分の剣を下に下ろし、左腕の傷を押さえている


だがギワンはロワッドの傷を押さえている右手を蹴った



「痛てっ!!!」



「わかりましただろうが」



ギワンはロワッドに唾を吐きかけ腕を組み部下達に顎をクイッと上げ、合図した