ロワッド・フレンバー
ロワッドは17歳になってた



「ディーリス、恩にきるよ…最初、俺には無理だと言ったその意味がわかった気がする…というよりまだまだ全然駄目だということもな」
と、ロワッドは嘆いた




「相変わらず口だけは達者だがな」




それだけ言うとディーリスは顔の傷を指で掻いた




いよいよ船から降りる決心をしたロワッドに励ますように肩をポンと叩くと操舵輪の元に行ってしまった

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