放課後のきみ

「美優スキな人できた?」


「は?いきなりだねー」


「うん、で?」


美月は答えを聞きたくてうずうずしている。


「いないよ。いるわけがない」


「ふーん。そっかぁ…」


「美月は?」


「あたし〜?聞いちゃーう?」


「え?なに?いるの?!」


美月の反応に期待が高まる。


「いませーん♪」


―は………?


「なんだよぉ…」


一気に体の力が抜けた。


「でもね?気になる人はいるんだよ〜」


「えっだれ?」


またもや、体に力が入る。


「5組の神崎くーん」


5組…―


「おなクラじゃん!!」


「まーた略語〜?
まっそーゆーことだよー」


「へー。まだスキではないんだ?」


「うん、気になる程度」


「いつでも相談乗るからね!!」


「うんっありがと!」


「そっかそっかー」


なーんか嬉しーい


〜♪〜♪〜♪〜


美優の携帯がなった。


「あ、母さんだ」


「うわっこんな時間?!美優ママお怒りコールだよ〜」


やっぱり美月は楽しそう


「もしもーし?」


《あんたっ何時だとおもってんのー?!!!》


美月予感的中―…
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