放課後のきみ
――――――
正直、美月の話はあまり頭に入らなかった。
ただ、聞き流してた。
分かったことは、
『二人はいい感じ』
ってこと。
美月には私はどう映っただろうか?
悪いことをした。
しかし、自分でも驚いちゃうほど、昨日から頭にはずっと同じ顔が浮かんでいる。
あの笑顔で...
不思議でたまらないのだ。
どうしてこんなにも頭から離れないのだろうかと。
頭から離れさせようとする度、一層脳裏にこびりついて剥がれなくなってしまう。
―なんだか、胸が苦しい…
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