放課後のきみ

起こさないと…

てか暗くて見えない…

この教室電灯無いしな




「先輩?」


光がなくて見えないかわりに美優は優斗を呼んだ。


「せーんぱーい?…あ!」


美優は何か閃き、携帯電話を開き、辺りを照らそうとした。


光を隣の方へ向けた。


―……いない?!


優斗の姿はソファーになかった。


帰ったわけ?!

有り得なくない?

起こせよ私を!!


「腹立つー」


怒りを感じた美優は帰ろうとした。


「………ンんー…」


美優には聞こえない声で何かが呻いた。


瞬間―…


「―っえ?!」


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