放課後のきみ


「え、ちょっ先輩?!」


強引に引っ張られ、美優は転びそうになりながらも優斗に必死について行った。


「早く帰らないといけないんでしょ?」


前を走る優斗は顔だけ後ろに振り向かせた。


「そうですけど、だって!」


「帰り道、仲里さんになんかあったら俺…責任とれないし」


「責任なん、て……」


「いいからついて来る!」


「え、あ…はい」


てか、早いよ先輩〜っ!


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