放課後のきみ
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「おいっ!!起きんか?!おいっ!!
起きろーーーーーっ!!!!!!!!!!」
「「うわっ?!!」」
ふたりの声が同時に発っせられ、それと同時に机に張り付いていた体を起き上がらせた。
「まったく!!何度言ったと思うんだ!!」
「やっばー…」
「いま何時間目…?」
「6時間目だ!!」
先生のいやーな声が耳に入ってくる。
あー休み時間も寝てたんだー
だっておじいちゃんの授業眠いんだもん……
「授業が終わり次第、教卓の前に来ること!!ふたりともだ!!!いいな?!」
「「はい……」」
さーいあーく………
周りからは笑い声が聞こえた。
美優と美月は顔を見合わせると…
うーわ、なんて無惨顔…
超寝起き………
あーぁ……………
「ねー!美優!!神崎君見てた?!」
小声で話しかけてくる美月
「え、あぁ…てかクラス中みんな見てたよ……」
美優も小声で返した。
すると、
「いやーーーっ!!」
美月は悲鳴をあげた。
「黙っとれーーー!!!」
あーぁあ………