放課後のきみ

――――――――

「おいっ!!起きんか?!おいっ!!
起きろーーーーーっ!!!!!!!!!!」


「「うわっ?!!」」


ふたりの声が同時に発っせられ、それと同時に机に張り付いていた体を起き上がらせた。


「まったく!!何度言ったと思うんだ!!」


「やっばー…」


「いま何時間目…?」


「6時間目だ!!」


先生のいやーな声が耳に入ってくる。


あー休み時間も寝てたんだー
だっておじいちゃんの授業眠いんだもん……


「授業が終わり次第、教卓の前に来ること!!ふたりともだ!!!いいな?!」


「「はい……」」


さーいあーく………


周りからは笑い声が聞こえた。



美優と美月は顔を見合わせると…


うーわ、なんて無惨顔…
超寝起き………
あーぁ……………


「ねー!美優!!神崎君見てた?!」


小声で話しかけてくる美月


「え、あぁ…てかクラス中みんな見てたよ……」


美優も小声で返した。


すると、


「いやーーーっ!!」


美月は悲鳴をあげた。


「黙っとれーーー!!!」


あーぁあ………
< 17 / 203 >

この作品をシェア

pagetop