放課後のきみ
何さっきの…
やばくない?
あー心臓うるさい!
美優はさっきの衝撃?で随分とテンパっているようであった。
美優の顔は…もちろん赤い……
「ねえ」
「はい?」
「手」
「あ、はい…って自分でしますよ!」
「いいって!俺が悪いんだし」
「あ、そうですか…」
あっさりと食い下がった美優。
「そこは否定しないんだね」
「だって本当のことじゃないですか」
「まあ…そうだけど」
あ、すねた
「…い゙っ」
優斗の表情に気を取られているうちに優斗は消毒を始めたようだ。
「しみますかー?」
「だから、なんで楽しそうなんですか?」
「べつにー」
このやろう…
「あ、そう言えば…」
優斗は何かを思い出したかのように言った。
「家、大丈夫?」
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