放課後のきみ

優斗について行くと、脱衣所に着いた。


そして、優斗は洗面台の下のひらきを開けた。


「ここにあるんでね」


優斗の手にはドライヤーが取り出されてあった。


「あ、ども…」


美優は優斗の手にあるドライヤーを取ろうとした。


……が


「乾かしてあげよっか?」


「………」


「?」


「……は?」


何を言い出すんだよ またこの人は…


「このドライヤー結構重いからさ」


「いや、いいですよ…そん……、」


「?」


「っぶぇっくしゅん」


げ……


「…ごーかいだなーははっ
ほらほら風邪ひくから」


「え、あ…」


優斗は無理矢理、美優の肩を掴み後ろを向かせた。


「俺がやったほうがすぐ終わるしね」


「え、えーー」


美優の心拍数は急上昇。



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