放課後のきみ

美優は凄い勢いで、ベッドから抜け出した。


「せんぱいっ?せんぱいっ?!」


美優は優斗の姿を探した。


そして、寝ていた部屋の扉を開き、飛び出した。


廊下を走り、リビングへ




―ガチャ


「せんぱいっ?!」


勢いよくリビングのドアを開くと、
そこではソファーに優斗は寝ていた。


「…あ」


こんなとこで寝てる…


って!

何時だ今?!


リビングを見渡した。


「! げっ」


【 11:47 】


壁にかけていた時計には、そう表示してあった。


や、ばいでしょ?!


「せーんぱいっ?!」


美優は優斗のもとへ駆け寄った。


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