放課後のきみ
ソファーで眠る優斗に近付くと、どこか険しい表情をして眠っていた。
な、に怒ってんの?
悪い夢でも見てんのかな?
「……ごめ、ん…」
「…え?」
『ごめん』?
なに……あ、夢か…
「せんぱいっ」
さっきの言葉が引っ掛かったものの、美優は優斗を起こした。
「おーきてー!」
優斗の肩を掴み、揺さぶった。
「……んん゙〜〜」
「起きてくださいよっ」
「………ぁ…?」
「学校!!」
「ん〜〜……」
まだ起きない……
「ちょっと!先輩っ!!」
今までにない大きな声で叫んだ。
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