放課後のきみ
―「宮岡先生、授業中に居眠りなどしてしまい本当に申し訳ありませんでした」
美優は丁寧な言葉で先生に頭を下げた
美優は、少しうしろで立っている美月を前に出し、謝ろうとしない美月の頭を無理矢理下げさせた
「まぁ、反省したようだな?二度はないと思え」
ひー!ムカつくーっ
超俺様なんだけど!!
「そこでだ!!お前等に罰として……
バンッ
この本を図書室まで持っていってくれ」
そう言って渡されたのは、10冊の本……ってか辞書!!
「ひとり、5冊ずつ持ちゃ丁度いいだろ。こんなの優しい罰だ、有り難く思え」
おもえねー!!!
「はい。わかりました。」
それでも笑顔で愛想よく美優は預かった
―「失礼しました」
そういって、職員室を出た