放課後のきみ

―――――――

「おはよー美優っ!!」


「あっおはよー!!」


「ごめんね?昨日は…」


「いーよっ!それより先輩、大丈夫だった?」


「あーちょっと注意されただけ〜」


「そっかぁ………」


「まっ大丈夫!あっそうそう」


美月は鞄を開いてなにらやゴソゴソと何かを取り出そうとしている。


「はいっ!」


そう言って、私の目の前にまあるい缶箱を差し出した。


「え、なに?」


「昨日のお礼!」


「え?!いいのに…」


「もらって?」


「うん。ありがとう」


そう言うと、美月は嬉しそうな顔で笑った。


缶の蓋を開けると、



「わぁ…!」


なかには綺麗な色とりどりの飴玉がたくさん入っていた。


「かわいーい!」


「でしょーっ?!おいしそうでしょ?」


「うん!ありがとー」




今日あそこで食べよっ!
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