放課後のきみ
第三章

「――…っ」


「―…ゆっ」


―――ん…?


「―…みゆっ!!!!!」


「―…うわっ?!」


大音量で耳元から聞こえた声に思わず起き上がる。


「あんたっ早くしないと遅刻するよっ?!!」


母さんか……―って!!


「いま何時ーっ?!!」


「8時10分!!」


―……は?


「まぁーじぃー?!!!」
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