放課後のきみ
――――――――――
――ジジジジジジ…
「んん゙〜」
ジジジジジジジジジジ
「あーうるさいっ!」
美優は潜り込んでいた布団から起き上がった。
「目覚ましなんて嫌だ…」
そう言いながら目覚まし時計のスイッチを切った。
美優は昨日の出来事があったことが原因で、母は目覚まし時計を買ったらしい。
美優は今まで毎日起こしてもらっていた。
『これを期に自分で起きれるようになるんだからいいじゃない!自分のことは自分で!!』
そんなごもっともなことを言われたのだ。
ちぇっ
起きれちゃったじゃん…
目覚ましごときで起きてしまった自分が何故か悔しい。
なんか、機械に負けた感じ………