放課後のきみ
―トン トン トン…
階段を降りていく。
「あらっ起きれたじゃないの〜」
ふんっ
「さすがね。美優?あの目覚まし時計はね〜どんなに寝起きが悪い人でも絶対に起きれるんですって〜本物だったのね〜♪」
知らないよ
そんなこと…
何の会話もせずに、美優は顔を洗うために洗面所へと向かった。
あ…
「おぉ美優、おはよう」
父さんが先にいたようだ。
「おはよ…」
「はははっ母さんもひどいなー目覚ましの音、一階まで聞こえてたぞー」
道理で…
「朝だってのに清々しい気分に全然なれない…」
「はっはっは、面白いなー美優は!」
なにがさ父さん……