それが答え〜やっぱり一緒に・・・〜
①
「ただいま。」
私が夜の9時近くになって、帰宅すると、夫も既に帰って来ていた。
「お帰り。」
私が居間に入ると、夫はチラリとこちらに視線を向けたけど、すぐにテレビに視線を戻す。
「遅くなってごめんね。夕飯、まだでしょ?」
「ああ。」
「じゃ、すぐ用意するから。」
出勤する前に、ある程度下ごしらえをしてあるから、時間はそんなにはかからない。夫もそれがわかっているから、軽く頷くだけ。ごひいきチ-ムのナイタ-中継が、佳境に入り、そちらの方が、今の夫には重大事のようだ。
いつものこととは言え、そんな夫の態度に、内心ため息をつきながら、私はキッチンに入る。
(ねぇ、確かに仕事は忙しいし、私も4年目に入って、ある程度のポジションを任されてることは嘘じゃない。でも所詮はパ-トの私が、正社員の管理職である、あなたより遅く帰って来てるんだよ。そのことについてあなたは、何も思わないの?もう私には、何の興味もないの?)
私はまた、ため息をついた。
私が夜の9時近くになって、帰宅すると、夫も既に帰って来ていた。
「お帰り。」
私が居間に入ると、夫はチラリとこちらに視線を向けたけど、すぐにテレビに視線を戻す。
「遅くなってごめんね。夕飯、まだでしょ?」
「ああ。」
「じゃ、すぐ用意するから。」
出勤する前に、ある程度下ごしらえをしてあるから、時間はそんなにはかからない。夫もそれがわかっているから、軽く頷くだけ。ごひいきチ-ムのナイタ-中継が、佳境に入り、そちらの方が、今の夫には重大事のようだ。
いつものこととは言え、そんな夫の態度に、内心ため息をつきながら、私はキッチンに入る。
(ねぇ、確かに仕事は忙しいし、私も4年目に入って、ある程度のポジションを任されてることは嘘じゃない。でも所詮はパ-トの私が、正社員の管理職である、あなたより遅く帰って来てるんだよ。そのことについてあなたは、何も思わないの?もう私には、何の興味もないの?)
私はまた、ため息をついた。