夜だけ不良やってます!!
「じゃあ、これでホームルーム終了だー。しっかり授業うけろよ。」




先生それは無理だと思うよ、だいたいみんな寝てるし。私もたまにやばい日があるんだけど





いや、ね。私も夜にやることがあるから、眠いんだよ。
ただの言い訳だけどね。






先生が教室から出ていくと、女子も男子も黒瀬さんの席に集まって行った。





まさに、質問攻めだ。それに嫌な顔しないで丁寧に答えていく黒瀬さん。





何分か経っても人は減るどころか増えてきた。




ここに居ると邪魔かなと思い、席を立とうとすると






「西音寺さん」






と、黒瀬さんに声を掛けられた。





「ん?どうかした?」

「あの、今日の放課後、学校の案内をして頂けませんか?まだ、この学校のことよくわからなくて。」





特に断る理由もなかったので、承諾すると、「ありがとうございます。」と笑顔で返してくれた。






でも、なんでわたしなんだろう?隣だからかな?まぁいっか。







あ!今日梨音兄と変える日だ。仕方ない、先に帰っててもらうか。
あとでメールしよう。






黒瀬さんと放課後の約束をすると、チャイムがなって先生が教室に入ってきた。






もうそんな時間か。





今日は眠くなりそうだな、と思ったが黒瀬さんに教科書を見せてあげていたので、そうでもなかった。



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