学校一クールなキミのお世話係になりました
その日は、5月晴れのとてもいい天気で、中庭の木々の間からは木漏れ日が差し込んでいてキラキラ輝いていた。
彼は旧校舎から、掃除道具を私の分も持ってきてくれて、それを手渡された。
箒を受け取るときにはちょっとだけ緊張してしまったりして。
「き、北原くん、ありがとう」
「俺あっちから履くから、キミはこっちから履いて」
「は、はい」
「さっさと終わらせよう」
目も合わせることなく事務的に言われて、掃除にとりかかった。
半分ずつのスペースをそれぞれ掃除しょうということになり、彼はスタスタ反対側へ歩いていく。
すぐに離れてしまったのが、ちょっと残念で中庭の向こうの端の方にいる彼を振り返ってこっそり眺めた。
彼は旧校舎から、掃除道具を私の分も持ってきてくれて、それを手渡された。
箒を受け取るときにはちょっとだけ緊張してしまったりして。
「き、北原くん、ありがとう」
「俺あっちから履くから、キミはこっちから履いて」
「は、はい」
「さっさと終わらせよう」
目も合わせることなく事務的に言われて、掃除にとりかかった。
半分ずつのスペースをそれぞれ掃除しょうということになり、彼はスタスタ反対側へ歩いていく。
すぐに離れてしまったのが、ちょっと残念で中庭の向こうの端の方にいる彼を振り返ってこっそり眺めた。