学校一クールなキミのお世話係になりました

「え？北原君が、どうしてここで、でてくるわけ？全然関係ないし」


「ほんとかなー？ここ最近北原君とラブラブじゃん。毎日一緒に帰ったりお昼ご飯も一緒に食べてるし」


「だからあれは違うんだって。いわば奴隷にされてるだけで。それに彼が手をケガしてるからいろいろやってあげてるだけだから」


「奴隷って？恋の奴隷？きゃっ」


京ちゃんは自分で言った言葉に赤面して、手で顔を隠す。


「は？京ちゃんたら何言ってんの？」


妄想壁のある京ちゃんはおとなしそうな顔をして大胆なことを言うんだよね。


「だから、私のせいで彼にケガをさせちゃったから、いろいろと手伝ってるだけなんだってばー」


一生懸命説明するけど、2人はきゃっきゃっ言いながら男子の体育のほうに目をやっている。