学校一クールなキミのお世話係になりました
「うん、でも腹減った。昼飯が先」
「あ、お昼何食べる?」
「今日はパンにする、なんでもいいから3個かってきて」
「はあい」
私は渋々、返事をして彼のカバンを持ってくる。
「お財布だすよ」
「適当に金出して、よろしくな」
彼の右手になってから数日経っていたから、もう慣れたもので、私は次なる彼のお世話に取り掛かる。
彼の昼食のパンを買いにパシらされるのだ。
別に凄く嫌というわけではないんだけど購買はいつも混んでいて早くいかないとパンが売り切れちゃうしなかなか大変なのだ。
彼は何でもいいよというけど、甘いものは嫌いみたいだからそれ以外でいつも工夫して買わないといけないし。