学校一クールなキミのお世話係になりました
今の私を誰かが見ていたらきっと、気味悪がられるに違いない。


まあ、わかってるけど。


彼がそういう意味で言ったんじゃないってことくらい。


私は、謙虚で分をわきまえた普通女子だからありえもしない夢なんて見ないんだ。


そう自分にしっかりと言い聞かせていた。


完璧な彼みたいな男の子には、自分なんて到底不似合いな気がしていたからかもしれない。
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