つかまえた!
「やっと良い顔になった。」

「海晴のこと、頼んだよ。」

「辞めるのは、寿退社か満足してからだもんね。」

「………………………………航君……………ごめんね。」

泣き顔の唯ちゃんが、本来の表情で謝った。

「ううん、ありがとう。
お陰で目が覚めました。
唯ちゃんの大切な海晴ちゃんを、僕が守るね。
悠人先生、明日お休みを下さい。
週末を利用して、彼女の実家を訪ねてみます。
来週、ホントの笑顔で二人で登園します。」

「航にはいっぱい借りがあるから仕方ないよなぁ。
唯ちゃんの大切な友達を守ってくれよ。」

ヨシ、明日から忙しくなるぞ。
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