つかまえた!
「別れたんだから、気安く呼ぶな!」

照れて憎まれ口を叩く姿も健在だ。

「別れてない。
別れた方が、みぃが楽になるか?って……聞いただけ…………。」

「変な言い訳するな!!
私達は、別れたの!」

「ごめん。
でも……………別れたくない。
だから来た。」

まっすぐ目を見て告げると

彼女の強気な態度が消えて……………

ポロポロ涙が溢れた。

「………………………………知ってる……………。
だから………………来た。」

そうだ!!

みぃの出現に驚いて

どうしてここにみぃが居るのかさえ、疑問を持てなかったけど………

こんな幼稚園から離れた彼女の実家で

遭うわけなかったんだ!
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