つかまえた!
「航、楽器詰めるの手伝って!」
「航~会場の下見に行くぞ。」
「航~」
「航君。」
「航先生………」
……………………………………………フゥ。
二学期にあるはずだったお遊戯会が
恭子先生のガラスを割るという事件によって…………
三学期に持ち越しとなった。
お陰で、1度キャンセルした会場の確保や子供たちの練習
寒い時期の対策と………
初めてのお遊戯会というだけで大変なのにバタバタだ。
おまけに…………
インフルエンザまで流行し、子供たちはもちろん
先生達もかなりの人がダウンしてしまった。
あの仲良しカップルの二人も、仲良くかかってしまい
悠人先生のいない準備はてんてこ舞いだ。
幸い、僕と彼女だけは移らず元気だったため
メールの指示に従って…………駒のように動いている。
張り切る彼女を心配しながら…………
でも、新人の僕にはやはり余裕が無くて…………
少しずつ心を蝕まれていたことに、気づけなかった。
おかしいと感じたのは…………
一番離れたところから、冷静に見ていた洋介さん。
彩先生の彼氏で………
僕と彼女の交際を知っている一人。
僕達の交際は、洋介さんと彩先生……
後、悠人先生しか知らない。
彼女が公表したくないと頑なに拒むからだ…………。
「航~会場の下見に行くぞ。」
「航~」
「航君。」
「航先生………」
……………………………………………フゥ。
二学期にあるはずだったお遊戯会が
恭子先生のガラスを割るという事件によって…………
三学期に持ち越しとなった。
お陰で、1度キャンセルした会場の確保や子供たちの練習
寒い時期の対策と………
初めてのお遊戯会というだけで大変なのにバタバタだ。
おまけに…………
インフルエンザまで流行し、子供たちはもちろん
先生達もかなりの人がダウンしてしまった。
あの仲良しカップルの二人も、仲良くかかってしまい
悠人先生のいない準備はてんてこ舞いだ。
幸い、僕と彼女だけは移らず元気だったため
メールの指示に従って…………駒のように動いている。
張り切る彼女を心配しながら…………
でも、新人の僕にはやはり余裕が無くて…………
少しずつ心を蝕まれていたことに、気づけなかった。
おかしいと感じたのは…………
一番離れたところから、冷静に見ていた洋介さん。
彩先生の彼氏で………
僕と彼女の交際を知っている一人。
僕達の交際は、洋介さんと彩先生……
後、悠人先生しか知らない。
彼女が公表したくないと頑なに拒むからだ…………。