俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~
なんだこのかわいい生き物は。
俺に対してあんなに近づくな、指一本触れるなと威嚇しまくっていたくせに、自分から無意識に近づいて俺の腕の中で寝るなんて。
かわいすぎて頭を抱えたくなる。
まいったな……。とつぶやきながら、俺はベッドサイドにおいていたスマホに手を伸ばした。
部屋のクリーニングと羽毛布団の交換を頼んでいたマンションのコンシェルジュに連絡をする。
そして寝ている彼女にきづかれないように、もうひとつ頼みごとをした。