俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~

「ただの可愛らしいお人形さんだと思ったら、ずいぶん肝が据わっているのね。あなた、名前は?」
「鈴花、です」
「私は李美蘭。美蘭って呼んで。おもしろそうだから、スズカのプランにのってあげる」

そう言った彼女とやってきた旅館。

今朝和樹さんと宿を出たばかりなのに、今度は海外からのお客様を連れて戻ってきた私に、両親は少し驚いたようだったけれどすぐに気持ちを切り替え、丁寧におもてなしをしてくれた。

専用の露天風呂がついた純和風の客室に入った途端美蘭は顔を輝かせ、「一緒に温泉に入るわよ!」と問答無用で服を脱がされ今に至る。


それにしても……。
と思いながら横目で美蘭のことを盗み見る。

ものすごいナイスバディ。
美蘭のメリハリのある色っぽい体つきを見て、大人の女性って彼女のようなことを言うんだろうな、と落ち込みたくなる。


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