ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「泣いてんじゃん。」




バ、バレた、、、。




「何?怖かったわけ?」




「べ、別に。」




怖かったけど、、、。超絶怖かったけど、、、!




廉にそんなこと言いたくなくて、、、。




ちょっと冷たくいってしまった。




「はいはい。素直じゃねえんだから。」




「私はいつも素直です!!」




わたしはひねくれてない!!




(心寧の中では素直じゃない=ひねくれてるみたいです、、、。)




「じゃあほんとに怖くなかったんだ?」




「さっきからそういってるじゃん。」




廉に素直に怖かったといえと?




私そんなにかわいい女の子じゃないしなー。




いつまでもちゃんとほんとのことを言わない私に廉は爆弾を落とした。




「じゃあ俺帰るわ。」




「えっ、、、?」




「怖くねえんだろ?そろそろ寒くなってきたしな。」




う、うそでしょ、、、?




「じゃあな。」




そう言って廉は立ち上がった。




また一人?こんな暗い中でこわいおもいしなきゃいけないの?




いやだ、、、。いや!




私は行こうとする廉の服を引っ張った。




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