ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「、、、だ、、、。や、、、だ、、、。行かないで、、、。一人にしないで、、、。」




「でも怖くないんだろ?」




廉は泣いてる私の涙を指で拭った。




「ちゃんと言ったらここにいてやるよ。」




うぅっ、、、。




「私がどう思ってるかわかってるくせに。」




ほんと意地悪な奴。




「ほら言ってみ?」




でも廉が優しくそういうから逆らえない。




絶対廉は私がこの顔に逆らえないのを知っててやってる。




廉は確信犯だ。




でもそうとわかってて逆らえない私も私だ。




だってほらこんなに優しい顔と目されたら逆らえるわけないじゃん。




「こ、怖い。だから一人にしないで?」




私は涙目になりながら上にいる廉を見上げながら言った。











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