ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
私がそう言うと廉はそのままの姿勢で止めた。




「えっ、、、。ちょっと廉言うからどいてよ。」




「無理。このままの体制で聞く。ほら早く。」



二人ベンチの上でしかも私が少し押し倒されてるような体制。




そんな体制でいろなんて絶対無理!




私の心臓が持たない!




「ほら、早く言えよ。いいの?このままどうなっても。」




いいわけない!




私は覚悟を決めていうことにした。




「あ、あのね。廉が私と回るって言ってくれたの嬉しくてずっと楽しみにしてたのに麗衣ちゃんと仲良くしてるの見ていやな気持ちになって、、、。廉、もともと私と行きたくなかったのかなって、、、。そりゃあ私はお嬢さまとは雲泥の差だけどさぁ?
断ってほしかったの。一緒にいかないでほしかったの。」




あっ、、、。ヤバい。




また涙出てきちゃった。




「それってヤキモチってこと?」




廉はそういいながら私の涙を指でぬぐった。




「ち、違う!」




「違わねぇよ。」




やきもちなのかな、、、?




わかんないよ。



こんな気持ちなったことないもん。




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