ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
ってこんなことしてる場合じゃない。




気づかれる前に立ち去らなきゃ。




私たちの秘密の場所はここの隣の部屋の地下。




ちなみにここは私がいつも使っている教室。




なんか落ち着くんだ。




「行かなきゃ。」




私は来た道をもう一度そろっと戻ろうとした。




「何してるわけ?」




えっ!?




後ろから聞こえてきた声にギクッとして私はそろっと後ろを向いた。




「お、起きてたんだ、、、。」




後ろを振り向くとさっきまで窓のほうを向いて寝ていた渡瀬廉と目があった。




「俺になんか用?」




「い、いや!別になにも!たまたま通りかかっただけで。」




まあ西棟にいたから気になっただけだけどね。




「へえー。」




自分で聞いたくせに興味なさすぎでしょ。




ていうかやっぱ裏あったんだ。




心寧ちゃん正解!!













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