ワタシの秘密（黒王子VS地味子）

「心寧ちゃんいいよー！！」




次の日私たちは予定通り撮影で遊園地にきていた。




超ご機嫌な私は撮影をすべて一発で終わらせた。




「機嫌いいな。そんなに行きたかったんだ？」




私が機嫌よくスタンバイしていると廉が隣に来た。




「いいでしょ！悪い？」




「悪くねえけど。かわいくねえやつ。」




「う、うるさい！どうせ私はかわいくないですよーだ。」




そりゃ私はかわいくないです！





いいもん、かわいくなくて。




実際地味でブスだし、、、。




って自分で言って落ち込んでどうすんだろ、私、、、。




「まあそんなとこもかわいいんじゃん？」




っ、、、、！！




私がちょっと落ち込んでいると廉がそっと近寄ってきて耳元でささやいた。




もちろんそれは効果抜群で、、、。




私は身元まで一気に熱くなった。




「ラストシーンいくよー！！！」




その時監督から声がかかって私はあわてて顔を隠した。




「ラストシーンだってよ。行くぞ。」




そう言って廉は先に歩き始めた。