ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「ったくお前ってやつは、、、。」




泣きじゃくっている私に廉はそう言ったかと思うとグッと私を廉のほうに引き寄せた。




「よく頑張ったな。今までよく一人で耐えてきたな。」




「うぅっ、、、。」




廉の優しい言葉に、優しい腕に涙が止まらなくて、、、。




「嫌いになってないの、、、?私、怪物だよ、、、?」




みんな嫌いになって離れて行っちゃうよ、、、?




廉は廉の顔を見上げて言った私の顔を見て笑った。




「そんなのどうだっていいんだよ。」




どうだっていい?




「ああ。」




私の心の中を見透かしたように答える廉。




どうだっていいの?
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