ワタシの秘密（黒王子VS地味子）

しばらくすると泣きつかれたのか世那は寝始めた。




「叔父さん、おばさん、奈那ちゃん、、、。お話聞いてもいいですか？」




私の声はかなり震えていたと思う。




それくらい見てるのがつらかった。




おばさんたちは私を見て小さく頷いた。




ここではダメか、、、。




世那が起きたらいけないもんね。




私は黙って病室を出た。




そうするとみんなも察してくれたのか病室から出てきてくれた。




「話しやすい場所行きましょうか。」




そう言って私は歩き始めた。




そんな私が選んだとこ。






それは、、、屋上。




ここならだれにも聞かれなくて済むと思うから。




「おばさん、おじさん、奈那ちゃん大丈夫ですか？」




屋上までくると私は３人のほうを振り返った。




大丈夫じゃないことはわかってる。




でも聞かないと私がどうにかなりそうだったんだ。




「世那になにがあったんですか、、、？世那はあんな子じゃない、、、。おばさんたちを拒絶するはずない、、、。」




わたしがおばさんたちをまっすぐ見てそう言うと話し始めてくれた。