ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「れ、廉様!!こ、心寧様は!?」




「神楽木落ち着け。てかよく心寧が病人だっていうことわかったな。」




俺、病人としか言ってないのに。




「廉様の話し方的に大切な方だと思ったので、、、。私の中で廉様の大切な人は心寧様以外いないと思いまして、、、。」




まぁ、確かにな。




さすが渡瀬家の執事。




「それより杉宮さんは?」




「杉宮様なら廉様のお部屋にいらっしゃいます。」




「ありがとな、神楽木。」




俺はそういうと靴を脱いで階段を駆け上がった。




もちろん心寧を落とさないように。
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