ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
「そ、その術は大丈夫なんですか?」




「一時的なものだか治癒をかけておいた。」




治癒、、、?




「痛みは和らげるがそう長くは続かないだろう。いつか死に及ぶ。」




死、、、。




心寧が死ぬのか、、、?




そう考えると俺はとんでもなく怖くなった。





「大丈夫だ、そいつを倒せば元通りになる。そう深く考えなくてもいい。」




杉宮さんの言葉を聞いて少し安心した。




杉宮さんの言葉にいつも嘘がないからだ。




だから安心して信じることができる。




「俺は少し電話してくる。その間に廉は心寧を着替えさせてやってくれ。」




「わかりました。」





俺が杉宮さんの言葉に返事をすると杉宮さんは部屋を出て行った。




「準備万端すぎだろ、、、。」




着替えをどうするか悩んでいるとベットの下に心寧の着替えがあった。




「っつってもどうやって着替えさせるかだな。」




心寧の知らないとこで全身見るのもな、、、。




でも仕方ないか。




杉宮さんが言ってるんだし。




いや、でもあとで心寧に怒られる気がする。




怒られたら怒られたで仕方ないか。




俺は葛藤の末着替えさせることにした。




「っ、、、!!!」




心寧の服のボタンをはずすところまではよかったんだけど心寧の体を見た瞬間俺は絶句した。




なんだよ、この完璧な体は。




ほんとに折れるんじゃないかってくらい細い手とウエスト、それに異なり豊富な胸。




男がみたら一瞬で食われるだろうな。




俺は触りそうになる手を必死で抑えた。



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